セミナーの選び方
受講するセミナーは自分で選ばせましょう
今回はリフォーム会社の経営層向けの内容です。さっそくですが…
興味というのは、いくら他人がお膳立てしても湧くものではありません。
例えば、あなたが全く興味のない作家の小説を友人が一方的に勧めてくれて貸してくれたとします。その小説をあなたは読むでしょうか? 私は読みません。理由は簡単です。興味がないから。
そもそも私がその本に対して興味があるかどうか分からないのに貸してもらっても、むしろ迷惑ですし、返すと時にその迷惑に感じている気持ちを隠すためにどう取り繕うかなどと悩み、余計な気遣いをして時間を使うことになります。いくら善意からくる行動でも、やらない方が良いことはあります。
ですので、会社の社長や役員であるあなたが、いくら社員の成長の為と思って高いお金を出して素晴らしい内容のセミナーを受けさせたとしても、やっぱり意味はありません。
人間は、興味のないことにはまともに向き合いません。しかし、興味のあることならどうでしょう?
それを見極める方法は簡単です。ひとつのセミナーにかける予算だけを会社が決めて、あとは自己申告制で社員に好きなものを選ばせれば良いのです。
できれば完全に自由に選ばせるのが良いでしょうが、業務に関係のない内容の研修を受ける可能性がある等の不安がどうしてもあるなら、最初にいくつかピックアップしてその中から好きなものを選ばせれば良いでしょう。研修のように会社が主導するものと違って、セミナーは自己啓発の意味もあるのでそうするべきです。きっと本人にとって有意義な経験となります。
ただし、それだけだと単に個人の勉強に会社がお金を出しただけになってしまうので、必ずレポートを提出させ、会社にフィードバックさせましょう。自分が興味のあることならそれくらい苦にならないでしょう。そこまでして始めて意味のあるセミナーです。
人間言われたことだけをやっていても何の進歩もありません。自分で考えるのはもちろん、本人が自分のキャリアの形成にどういったことを必要としているかぐらいのことは自覚させるべきです。
ですので受講するセミナーは自分で選ばせましょう。
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